声のないamor
「日和。」

『何?』

「来い」



図書室をでると、バイクに乗せられた。



風が髪をなぶる


上崎空の、黒い綺麗な髪がなびく




「寒くないか?」


『えぇ。』
彼の背中に言う。



背中を向けると、私の言葉は伝わらない…

向き合わないと私の言葉は伝わらない
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