声のないamor

▼この気持ちは何?

高校に入って2週間がたった。

相変わらず奈美ちゃんは私に話しかけてくる




しゃべれないのに、いつも笑って楽しそうにしてる。
何が楽しいのかしら…

―放課後――

私はいつものように図書室へ向かう。

ここは私にとってもっとも心の静まる場所…
図書室といっても皆来ることはめったにいないし

たとえいたとしても1人か2人で、
本のめくれる音がとても心地いいの




今日は誰もいないのかしら…

カラカラ…
と、静かにドアを開けた。



するとそこには見たことがある人が。
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