負けない!
五木さんは、6年と、思えないほど


綺麗な顔をしていて、スタイルも


抜群だった。


五木さんが、横に来た。



「五木です、宜しく」


小さな声で、挨拶をしてくれた。


「金 みれいです 宜しく」


久しぶりに、言葉と言う言葉を


話したような気がする。




「金さん?  珍しい名前ね」


「うん、私、国籍中国だから・・・」


この時、初めて、中国って言葉に対して、


恥ずかしいって思った。


今まで、この言葉で、いじめられ

名前を言う度、毎回って言っていいほど


「えっ???」 って


言われ続けてきたので、


トラウマになっていたのかも


しれない。
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