負けない!
私は、今までのいじめを

親に一言も、言ってなかった。

確かに、学校から帰って来た時に、

”何かあった?”と何度も母に

聞かれた事は、あったが、

その度に、上手く誤魔化していた。

別に、傷などは無かったし、

心の傷だけだったので、明るく

振舞っていたのだ。




うちの両親はホントに必死で、働いていた、

一代で築き上げたので、もし、

何かあったら

”やっぱりな!”って言われるのが

わかっていたからだと思う。

朝から深夜まで、ほとんど寝ないで

頑張っていた。


それに、子供達を本当に愛してくれていた。


どんなに辛い事があっても、全部、

乗り越えていき、今の今まで、

必死だった。


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