刀と愛と。
わたしが自分に自信をもつ………?
いや……母にもよく
「あんたはおかしなところでプライドが高い」
と言われる。
自分に自信をもっていないわけじゃ……
「わたしは少し人見知りで………知ってる人も知らない人も………後ろ指さされたりするのが怖いだけ……自分に自信がないわけじゃ………」
「そうやって怖がっておるからいつまでたっても……一人でうじうじ悩んでおるのじゃ!前をむけ、ねこ!」
わたしは少し涙がにじんで涙声になった。
わたしは昔から涙もろいのだ。
「そんなことあんたに言われたくない!昨日……いきなりきたあんたを信じるとてつい頷いたわたしが馬鹿だった…!」