蒼恋記
「姫野君…」
「2年生になって、クラスが隣になってからは…ずっと葉山さんの事を見てた。葉山さんは…何て言うか、他の子とは違って自分の世界を持ってるって言うか…
俺が葉山さんを好きになったのは、一目惚れだけじゃないんだって思えた」
また真っ直ぐと私を見る姫野君
顔も格好良くて
性格も良くて
スポーツも
勉強も出来る
そんな完璧な姫野君が私を好いてくれている
嬉しいのに…
それ以上に、申し訳なく思った