『♂♀♂~男に挟まれた女?不良学年上等!~』
――ムカッ
「渡さないわよ」
「どうしてです!?」
まるで私のほうが
ふさわしいと言いたげなお嬢様
でも私は
渡したくないと思った。
「櫻庭蓮嘩は・・・
物ではありませんよ!」
「聖歌?」
「あなた・・・櫻庭蓮嘩に対して失礼だと思わないの?
もう・・・断られた時点で諦めるべきでは?」
いつの間にか
お嬢様のような口調に。
「それに・・・
これから私たちはイチャイチャするんですー!」