先生へ⌒最後の手紙




先生…
冬も風邪ひいたよな~。

夏風邪だけじゃ
ひきたりんかった?

ほんまに心配してたよ?

じゃなかったら
あんなにのど飴
持ってかんよ?

ありえんくらいの
のど飴あげたね~。

先生…
うっとうしかった?

でもそんなん
関係なかった。

私はただ先生に
早く元気になって
ほしかった。

ウザいって思われたって
別によかった。

だってな?


先生の声…
だいすきやったんや。

早く元気な声
聞きたかったんや。


でも先生は
そんな私の願いも知らんと
なかなか風邪
治してくれんかって…

先生が血吐いたって
聞いたときは
ほんまに
泣きそうやったんよ?

でも先生は
毎年のことやって
軽く笑って流すんやし…。

毎年血吐く人なんて
そういんわ!!

咳しすぎや……。

本気で心配したんやからな?




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