先生へ⌒最後の手紙




先生ってば
普通に笑って
言うんやもんな…。


びっくりしたやんか!!
バカぁっ!!!


そう叫んで
先生の腕を叩いて
私は教室に逃げた。



先生は私が泣いたことに
想像以上に
驚いてた。

泣くのわかってんかったん?

私のことやで
そんなんしたら
泣くのわかるやろ?

ほんま…
鈍感やな先生。



━えぇ~?!
ごめんな!ごめんな!?━



そう言って
焦りながら
泣いてる私の背中
撫でてくれたよね?


許さんわけないやん?

先生あれは
可愛すぎたよ。

私負けるに決まってるやん。



先生?

私は先生が思てる以上に
先生の異動が
不安やったんよ?

先生がここから
いんくなること
死ぬほど怖かったん。



私にはほんまに
先生いんと
あかんのやから…。


わかってるん先生?!




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