先生へ⌒最後の手紙
体がいうことを聞かない。
立ち上がろうと
すればするほど
私のお尻は重くなる。
先生…
やっぱり離れるなんて
無理だよぉ………
また涙が溢れる。
どうしていいのか
わからなかった。
━すき━
私はほんまに
ほんまに小さい声で
呟いた。
先生に聞こえないように。
━だいすきです…先生━
聞こえていないはずの
私の言葉…
なのに先生は
手をギュッて…
握り直してくれた。
私の気のせい?
それとも偶然?
もしかして
聞こえましたか?
先生…