ヒロイン 完
「神山、お前最近忙しいのか?何かあったのか?」
まっちゃん、テスト目前の生徒を目の前にして何を言い出すんだ。
二人が勉強しているのを眺めているのにも飽きた私は職員室へ顔を出した。
もちろん、まっちゃんに会いに。
他の教員の視線が痛かった。特にバーコード教頭。
まぁー、あんな噂流れちゃったしね。
そんなことを気にしないまっちゃんは陽気に声を掛けてきた。
「おっ、神山いいとこに来た」
ん?
「ちょっとコーヒー淹れてこいよ」
「は?」
「お前も飲んでいいから」
「……はーい」
そして今に至る。
既にコーヒーは二杯目。
何気に教員の奴ら良いコーヒー飲んでるし。
「で、何かあんのか?」
「まっちゃん、今どんな時期か知ってる?」
「あ?」
あ?じゃないでしょーが。
「今テスト期間でしょーが」
「……」
「……」
「お前勉強してんのか?」
「まっちゃん、まじで失礼」
『……』
「わかった」
まっちゃんは頷くと残ったコーヒーに口を付けた。
まっちゃん、テスト目前の生徒を目の前にして何を言い出すんだ。
二人が勉強しているのを眺めているのにも飽きた私は職員室へ顔を出した。
もちろん、まっちゃんに会いに。
他の教員の視線が痛かった。特にバーコード教頭。
まぁー、あんな噂流れちゃったしね。
そんなことを気にしないまっちゃんは陽気に声を掛けてきた。
「おっ、神山いいとこに来た」
ん?
「ちょっとコーヒー淹れてこいよ」
「は?」
「お前も飲んでいいから」
「……はーい」
そして今に至る。
既にコーヒーは二杯目。
何気に教員の奴ら良いコーヒー飲んでるし。
「で、何かあんのか?」
「まっちゃん、今どんな時期か知ってる?」
「あ?」
あ?じゃないでしょーが。
「今テスト期間でしょーが」
「……」
「……」
「お前勉強してんのか?」
「まっちゃん、まじで失礼」
『……』
「わかった」
まっちゃんは頷くと残ったコーヒーに口を付けた。