ヒロイン 完
口をへの字に曲げ煙草をくわえながら私たちを見下している人物は我らが担任、まっちゃん。



「おい、何で相良と雨宮がいんだよ」


『さー、何ででしょー?』



まっちゃんの足元で、ずらりと正座させられている私たちは揃って首を傾げた。


旅館に戻った私達はロビーで、ばったりまっちゃんに遭遇してしまい、そのままお説教タイムとなった。


恭二とムラサキ君がいたし仕方がない。


こうして京都を満喫した(?)私達は仲良く帰りました。


ちなみに……。



「清水寺行ってねー!」



って、マメシバが新幹線の中で叫んだ言葉には誰もが我関せずって顔をした。


あぁ、かわいそ。


そして、新幹線の中で恭二たちを呼んだ経緯を話してと千夏ちゃんにせがまれ、面倒だが話すことにした。


蓮さんとのこともあるし、話ておいた方が後々ややこしくならないであろうから
< 164 / 221 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop