ヒロイン 完
「許可頂きましたー!」
「おー、やったじゃん」
「明日から一日中、準備出来るから、ちょー楽しみ」
「そーだね」
「頑張ってね、奈緒」
「うん……って、は?」
何言ってんの、この子。
「奈緒はコスプレ喫茶、主催者だから」
へー、いつの間に?
「まー、私も出来るだけ手伝うから、がんばろー」
鬱。
まじ明日から鬱だ。
でも、その前にさらに鬱が来た。
放課後、担任に呼び出しされた。
「神山ー、まさか喧嘩じゃないだろーな」
「まっちゃん、酷い」
「酷いって……お前の顔の方が酷いぞ」
「みっちゃん、女の子に向かって何てこと言うんだ」
「まー、喧嘩じゃないならいいけど」
「そんなんだから32歳にもなって彼女いないんだよ」
ぼそっと言った。
本当に、ぼそっと……。
どうやら、みっちゃんは地獄耳らしい。
「神山、てめー……」
「じゃ、先生と違って私は忙しいんで。さよーならー」
「ちょっと待て」
「まだ何かー?」
「お前、文化祭うちのクラスの主催者なんだって?」
「はー、まぁ……」
不可抗力ですが。
「頼んだぞ」
「お任せをー。失礼しましたー」
やるしかないか。
よーし、計画立てるぞー。
「おー、やったじゃん」
「明日から一日中、準備出来るから、ちょー楽しみ」
「そーだね」
「頑張ってね、奈緒」
「うん……って、は?」
何言ってんの、この子。
「奈緒はコスプレ喫茶、主催者だから」
へー、いつの間に?
「まー、私も出来るだけ手伝うから、がんばろー」
鬱。
まじ明日から鬱だ。
でも、その前にさらに鬱が来た。
放課後、担任に呼び出しされた。
「神山ー、まさか喧嘩じゃないだろーな」
「まっちゃん、酷い」
「酷いって……お前の顔の方が酷いぞ」
「みっちゃん、女の子に向かって何てこと言うんだ」
「まー、喧嘩じゃないならいいけど」
「そんなんだから32歳にもなって彼女いないんだよ」
ぼそっと言った。
本当に、ぼそっと……。
どうやら、みっちゃんは地獄耳らしい。
「神山、てめー……」
「じゃ、先生と違って私は忙しいんで。さよーならー」
「ちょっと待て」
「まだ何かー?」
「お前、文化祭うちのクラスの主催者なんだって?」
「はー、まぁ……」
不可抗力ですが。
「頼んだぞ」
「お任せをー。失礼しましたー」
やるしかないか。
よーし、計画立てるぞー。