【短】会長のヒミツ
翌日
「岡崎さん」
後ろから声がした。
振り向いたら そこには女生徒が3人いた。
「あ、失礼。私達は生徒会の書記局です。
今日は岡崎さんに話があります。」
話? もしかして怒られることでもしたのか。
そう思うとヒヤヒヤする。
麻紀は人気(ひとけ)のない場所に連れて来られた。
「岡崎さん あなた 見てしまいました?」
「え? え?」
見てしまったっていうのはどういうことなんだ?
見覚えがない。
「昨日会長に異変を感じませんでしたか?」
会長に? 麻紀は思い返した。
昨日いつものように生徒会室に行ったら
会長が寝ていた。
会長が起きたら
いつもの会長じゃないようなカンジがした。
その話を話したら書記局3人は同時にうなずいた。
「なるほど。やはりそうだったのですね。」
「どういうことですか?」
麻紀は書記局に聞いた。