【短】会長のヒミツ

「ねぇ岡崎さん」

会長は真剣な眼差しで言った。


「もしかして 別人格の私に会っちゃった?」

「え?別人格の自分がいるって
 知ってたんですか?」

「もちろんよ。
 でも知っているのは生徒会の人たちだけ。
 自分でも気をつけてはいるんだけど・・・・。
 本当は岡崎さんに手伝って欲しくはなかったの。
 迷惑がかかりそうだと思って。
 でも大丈夫だって思っちゃった。
 何かごめんなさい」


え?
何で謝るのか?

会長は何も悪くはない。
じゃあ誰がと聞かれてもよく分からないが・・・・。


男会長はとても強引だから大変だけど
さっきみたいに殴っちゃえばどうってことない。


< 20 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop