恋愛一年生さまっ!〜甘〜い、ランドセルと授業中!?〜
「………そっか」


くすり、という笑い声が隣の純ちゃんから聞こえる。




「………弱虫だね、ちえは」



純ちゃんはそう言ってにっこり笑って。




「………弱虫……?」


あたしはポカン……と目を見開く。





「………まだ、解らないの」



「………え…」



不意に頬に触れる、温かい手。




「そんなんだから、ちえは…………」



君の声が耳元で小さく聞こえて。


でも君の目は何故か潤んでいて………




………目が放せなくなるの。





「危なっかしいんだ」
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