恋愛一年生さまっ!〜甘〜い、ランドセルと授業中!?〜
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「ちーえーり」



か細い、おばあさんのような声がちえりに話しかける。



「………ま、麻由子……様」




麻由子の声に驚いたのか、ちえりは語尾が小さくなる。




「あんたのせいよー」



「ぎょわぁぁぁあ!?」



一体何があったの!




ちえりを押し倒そうとして、伸びる麻由子の手。




「こっ、来ないでぇぇ……」



その手に怯えたのか、ちえりは教室のドアに捕まる。



「あんたのせいで……」



そんな怯え始めたちえりに、近づく黒い影。
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