恋愛一年生さまっ!〜甘〜い、ランドセルと授業中!?〜
「ま、松島先輩……?」



「こんにちは。ちえりちゃん」




現実を忘れそうになる程の、癒される笑顔をかます、先輩。



こ、この笑顔も死亡フラグ………




思わずその笑顔に酔いしれる
クラッとした身体を頑張って持ち直す。




「どうしたんですか?」



あたしは頑張って先輩の笑顔を見ないように回避しながら、尋ねる。



「んー?ちょっとね」



曖昧に答える先輩。



その直後、唇の近くに人差し指が当てられる。



「………ちょっと、静かにしてて。」



ひそっ、と小声で囁かれる。



これって。
あの『しー』のポーズじゃないですかい!?


その姿にキュン死しちゃう、あの!



心の中でそんな激しい妄想に浸りつつも、先輩に負けないくらいの笑顔を返す。






「………はい」
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