恋愛一年生さまっ!〜甘〜い、ランドセルと授業中!?〜
「純ちゃんだ…」




ちえりがある人物に指を指す。



そこには、まぎれもない、さっきの話にもでてきた


ランドセルをしょっている男の子……『ランドセル君』がいた。




「あー、あの顔は何度見てもいいわね。
モテるわ…全体的に綺麗だし」



麻由子がのん気に『ランドセル君』=純ちゃんを
いい男かの判定している。




「………でもさぁ、あの隣の女、誰。」



「え…」



今度は麻由子が指を指す。


その指の先を見ると、そこにはちょいギャルっぽい女の子が
純ちゃんの腕を自分の腕に絡まさせている。




……なんか、付き合っているみたい。




純ちゃん………
付き合ってるんだね。



そして、あたしにしたあの事も。

もう純ちゃんにとっては、どうでも良いんだ。




「………ちえ、どうしたの」




気が付けば、麻由子があたしを心配した顔で見ている。




「……ううん、なんでもない」
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