恋愛一年生さまっ!〜甘〜い、ランドセルと授業中!?〜


仏壇を簡単に掃除して、
ベッドにばふんと寝転がる。


そのまま目を閉じて−−寝ようかな、と考えてた時に。




「ちーえ」



換気をしようと、開けた窓から知ってる声が聞こえて。

慌ててバッ、と起き上がる。



「寝てても良かったのに」



にこにこ、と小学生らしい可愛い笑顔。
……正直、何考えてるのかよく分からない。



「純ちゃん、どうしたの?」



「んー、僕もちえのお母さんにしたいから」



そっか。
その言葉通り、純ちゃんの手には
花屋さんで買ったお花があった。

……どうやら嘘ではないみたいだ。




「……なーんてね、それもあるけどさ」



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