恋愛一年生さまっ!〜甘〜い、ランドセルと授業中!?〜
チーン、と鳴らし純ちゃんは目を閉じて
手を合わせて、何かを願っているようだった。
……後ろ姿は私たちと変わらないかも?
……毎回、ここに来た時は必ずやってくれてるような気がする。
小学生の後ろ姿をみて、そんなことを思ってしまっていた。
「……真剣…とも言えるのかな」
「何が?」
「え!」
純ちゃんは終わったらしく、あたしを見ている。
「お供え物のやつ、何しようか
真剣に考えた方が良いのかなーって思ってつい」
なるべく冗談のようにあはっと笑い飛ばす。
純ちゃんは眉を潜めながらも、すぐに表情を元に戻す。
「……まあいっか。
ちえはこれから何するの?」