桜の花びら舞う頃に
━━━緑地公園の香澄。





「月島くん!」





背後からの足音に、香澄は笑顔で振り返る。





「香澄さん……」





しかし……





そこに現れたのは……





悠希ではなかった。




「玲司くん……それに麻紀ちゃん……」




2人は会釈をすると、静かに口を開く。




「あいつは今……広島に向かっています!」









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