桜の花びら舞う頃に
「悠希くん……」



さくらは、瞳を閉じて顔を近づける。



「さくらちゃん……」



悠希も、引き寄せられるようにその瞳を閉じる。


そして、その手で拓海の目をそっと覆い隠した。



「わ~、何も見えないよ~ぅ!」



拓海の声が響く中で、2人は唇を重ね合う。





そして、2人は由梨に願うのだった。





これからも、ずっと……

見守っていてください……

と……










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