桜の花びら舞う頃に

「凄いな……」


悠希は、色々な意味でそうつぶやいた。


その悠希の声が聞こえたわけではないが、そのギャル風の女性は悠希たちのテーブルに目を向けた。


そして、キツいピンクのリップが開かれる。


「あーっ、玲司っ!」


驚く3人。


その視線は、一斉に玲司に集まった。


玲司は、ただ1人冷や汗をかいていた。




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