救って…? My prince
-問題生徒-
ああ。ほんとめんどくさ。
学校なんてきたくない。
バカみたいに馴れ合ってなにが楽しいのかがわからない。
教室につくなり男女共笑いあって話している
こんな声さえもめんどくさく感じる。
「あーやめっ!」
「ん、どしたの?」
あたしにはいまからなにをしゃべるのか大体予想がついた。
きっとうちの担任教師のこと。
「ねぇねぇ!ほんと担任神木先生で嬉しいよぅ!!!」
ほらね。
あたしの特技。人間観察。
お父さんとお母さんの気分とかみて話とかしてたから そうゆうのが得意になった。
「あたしはほんとに誰でもいいけどね。」
「なにそれー?ほんとにあやめって変。」
変?そんなこといわれたって困る
事実だもん。
仕方ないでしょ。
嘘つけって?こんなくだらないことに?
嘘は得意だけど嘘だってめんどくさくないもんじゃない。
「普通だよ。」
「そっか………」
まぁ。結局嘘つくけど……
あたしってつくづく矛盾してる
独りは嫌なのに人が嫌い
嘘つかれるのは嫌なのに嘘をつく
こんな性格が大嫌い。