救って…? My prince


ガラガラ…

あ。担任。


「じゃね!!」
希沙は席へ戻る。


神木智弥…24歳。
顔はモデル並ではないが整っている。
目はほんのちょっとつってて鼻筋も通っている
黒くて少し天パの短髪
背は170はあると思う。

…外見観察は終了。

でもさ。あんなに騒ぐことないじゃん
この学校だからか。
大半がおばさんかおじさん。
きっとまぶしくみえるんだ


「じゃ、ホームルーム始めます。」



「礼。…着席。」




「じゃ、出席とります。」

「赤池 真保」 「はい」
先生は一人一人生徒の顔をみながら名前を呼ぶ。

そして生徒は返事で応える。

「秋里 蓮」 「はい」

んで。次があたし。

「浦北あやめ」

 「はい」

普通に返事でもなんでもしてれば「「いい子」」にみえるんだから。それでいい

「遠藤 一輝」 「はーい」

こいつ。小さい頃から何も変わってない。
幼なじみとして少しは信用してる。

「遠藤。お前髪を黒に戻せ…」

一輝にそれ言ったって無駄だよ。

「はぁ!?俺が黒髪だったらただのつまんねぇ男だっつーの!!金髪だからいい男なんだよ。俺は。」




…ほら。


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