−*初カレ*−
『ん〜まぁ良いや。お義母さんお腹空いた〜。』


「はいはい。今できますよ〜。」


お義母さんは笑いながらキッチンに戻った。




『りっちゃんの部屋で泊まるでしょ?』


「おう。」


『りっちゃん、部屋にいるから挨拶して鞄置いてきたら?』


「そうする。」


咲人は頷くと2階の李苑の部屋へ行った。




料理が出来た頃、李苑と咲人が2階から下りてきた。




今日のメニューはミートボール、コロッケ、カブとがんもの炊いた物、お漬物、ご飯、味噌汁。




ミートボールは李苑の好物だ。




皆が座ったところで手を合わせた。




「いただきます。」


『「「「いただきます。」」」』




李苑は早速ミートボールに手をつけた。




子供みたいだ。




私はゆっくりとお味噌汁を味わう。




うん、今日もダシが効いてて美味しい。




「姫。」


『なに?』
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