−*初カレ*−
「あとで姫の部屋行っていいか?」


『ん?良いよ?』


私は首を傾げなら答え、また箸を進めた。






食事を終え、食器を片付けた後、私はお風呂に入った。




お湯にゆっくりと浸かり、身体の疲れが落ちたところでお風呂から出て、脱衣所でネグリジェに着替えた。




自室に戻り、ドライヤーで髪を乾かす。




―コンコン


『はい。』


「俺。」


『咲ちゃん?』


「ん。」


『どうぞ〜。』




―ガチャ




咲人は部屋に入ると、ぐで〜んとナマケモノのように私のベッドで横になった。




「ねむ〜」


『ちょっとー、制服のまま寝転がらないでよ〜』


「ごめんごめん。」


咲人は起き上がり、私の後ろに座って横に足を置き、私のお腹に手を回した。
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