−*初カレ*−
咲ちゃんもりっちゃんと同じ、甘えたい時期なのかな?




私はそんな事を思いながら、携帯小説を読み進めた。






李苑は受験生だから勉強してる。




私達の学校を受けるみたい。




姉妹校だから優遇されるけど、推薦で行きたいらしい。




ちなみに私と咲ちゃんとさっちゃんは、りっちゃんの通ってる粋蘭中学出身。




りっちゃん、無事に合格するといいな〜。






なんか後ろから寝声が聞こえる。




後ろを振り返ると、私の肩に頭を置いて寝ている咲人の姿が。




『はぁー…。』


咲ちゃんが寝ちゃったら、いつ動けるか分かんないじゃない。




私はユサユサと咲人を揺らした。




「んー…んぅ?」


『咲ちゃん?そろそろお風呂入ってきたら?』


「んー…もうちょっとこうしていたい…。」


咲人はそう言うと、私を抱きしめる力を強くした。
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