−*初カレ*−
蒸しタオルをしばらく乗せてから、氷水を入れた袋を目の上に乗せること数分。




鏡を見ると、大分マシになっていた。




良かった…。




ホッと胸を撫で下ろし、朝食をまた食べ始めた。




パパとママの仏壇に『行ってきます。』と言い、家を出た。








足取りが重い。




人間って悩むと身体が重く感じるんだね。




私は溜め息をつく。




「どうしたんだ?」


『ん〜なんでもな〜い…。』


「??」




咲ちゃんにも心配させてる自分って……。






咲人に学校まで送ってもらい、自転車の後ろから降りた。




『あ…。』


優哉くん……。
< 185 / 269 >

この作品をシェア

pagetop