−＊初カレ＊−

幸江はニヒルな笑みを浮かべた後姫華から離れた｡
姫華は頭の中に？が浮かんでいた｡


「さっ早くクラス表見に行きましょ♪」


『うんっ』


私は幸江に付いて行き､その後を咲人が続くように付いて行った｡






私は藤咲姫華､16歳｡
今年の春､恵蘭高校(ｹｲﾗﾝ)２年生になりました｡




両親は私が中１の時に交通事故にあって亡くなった｡




両親は私のバレエの発表会へ行く途中に事故にあったの｡
最初は自分を責めて家に引きこもってしまっていたけれど､周りにいたみんなのお陰で少しずつ元の自分に戻る事ができた｡




今だにパパとママが事故にあった時の記憶がフラッシュバックされる時がたまにあるけど…｡




今はママの弟である叔父さんのところに養女として引き取られ､苗字が“篠宮”から“藤咲”に変わり､お義母さんとお義父さんと李苑と一緒に暮らしている｡




お義母さんもお義父さんも私を本当の娘のように愛してくれて､私は幸せな日々を過ごしている｡




幼なじみの咲人に､中学から親友の幸江､私はいつもこの２人と一緒にいる｡




２人共ちょっと私に対して過保護だけど､大好きだ｡




今日から高校２年生｡
これからクラス表を見に行くところ♪




「姫華早くーッ」


『はーい♪』