−*初カレ*−
胸がドキドキして、さっきのイルカ達の演技が何度も頭の中で繰り返される。




それくらい凄かったよ。




「いこっか。」


『うん。』


私達は立ち上がると会場を後にし、お土産屋さんに行った。




『うわぁ〜』


姫華はお土産屋に入った途端、瞳をキラキラと輝かせ走って行った。




優哉は突然走って行った姫華に吃驚するも、イルカの大きな人形に抱き着いている姫華を見て、顔を綻ばせた。




『可愛いよ〜』


スリスリとイルカを抱きしめるとピキュッとイルカが鳴った。




お腹の部分を押すと可愛く声を出すみたいだ。




値段を見ると


『8千円…。』


ちょっと高い…(泣




高校生はお金が無いのです(泣




私は仕方なく諦め、次に行った。
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