−*初カレ*−
優哉は姫華の幸せそうに食べてる姿を見てフフッと微笑した。




「あっ」


『?』


「ちょっとじっとしてて。」




優哉は姫華に近づくと人差し指で姫華の口端に付いているカスタードクリームを取った。




そのまま指を口元に持っていき、ペロッと舐めニコッと姫華に笑いかけた。




「ん、甘い。」


無邪気な笑顔や優哉のちょっとした仕種にドキッと胸が高鳴る。




私は顔が赤くなるのを春の熱さのせいにし、その後は俯きがちにハムハムと食べた。




クレープを食べ終わった後はウィンドウショッピングを楽しんだ。




たまに路上ライブをしているのを見つけて一緒に盛り上がったり、1時間ごとに行われる噴水パフォーマンスを見たりして楽しんだ。




最後にアクセサリーショップに入った。




キラキラしたアクセサリーが沢山陳列されてあり、手前には髪飾りもあった。
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