天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
「中島……、お前はそういう趣味の持ち主だったのか?」


「いや、違う! 誤解なんだ!」

俺より少し背の高い武田を見ると、今にも吹き出しそうなのを、必死で堪えているような顔で俺を見ていた。


コイツ、俺が濡れ衣着せられたって解ってて、楽しんでやがるな?


あ、せっかく名前を出されたんだから、まずは自己紹介しておくか。麻衣ちゃんに知ってもらいたいしな。


「広告部の、中島翔平と言います」


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