天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
「うん、優しくするから、恐がらないで?」


「はい」


「麻衣ちゃん、好きだよ。愛してる」


「私もよ、翔平さん。翔平さんのこと、大好き」


その時、麻衣ちゃんが目に涙をいっぱい溜めているのが分かった。


「どうして泣いてるの?」


「嬉しいからです」


「そっか。俺も、すっげえ嬉しいよ」




麻衣ちゃんの体は雪のように真っ白で、餅のように柔らかくて、しかし弾力があって、要するに最高だった。


麻衣ちゃんはすごく恥ずかしがったが、俺は麻衣ちゃんの体をじっくりと、目に焼き付けた。

片桐チーフの幻影を、記憶から追い出すためにも……


そして、俺と麻衣ちゃんはひとつになり、俺は嬉しさと快感の極みのせいか、実はよく分からないのだが、いつしか意識を手放していた……


< 261 / 388 >

この作品をシェア

pagetop