天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
俺達の視線を感じたのだろうか。不意に片桐チーフが顎を上げるようにして俺に視線を向けてきた。
「中島君」
「は、はい」
「もうすぐデザイナーが来て打ち合わせだけど、あなた忘れてないわよね?」
「あ、はい。もちろん」
ヤッベー、忘れてた。
「資料は大丈夫ね?」
「ああ、はいはい。今最終的に揃えてるところでして……」
俺が立ち上がってアタフタしていると、
「がんばってくれよ?」
と、武田は俺の肩を叩いて行ってしまった。
ん?
“がんばれよ”じゃなく、“がんばってくれよ”?
どういう意味だよ……
「中島君」
「は、はい」
「もうすぐデザイナーが来て打ち合わせだけど、あなた忘れてないわよね?」
「あ、はい。もちろん」
ヤッベー、忘れてた。
「資料は大丈夫ね?」
「ああ、はいはい。今最終的に揃えてるところでして……」
俺が立ち上がってアタフタしていると、
「がんばってくれよ?」
と、武田は俺の肩を叩いて行ってしまった。
ん?
“がんばれよ”じゃなく、“がんばってくれよ”?
どういう意味だよ……