天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
「キャッ」


「ちょ、ちょっと、何やってんですか!」


麻衣ちゃんは可愛く悲鳴を上げ、須藤京子は口を尖らせて俺に抗議をした。


「あ、あの時の電車の中を再現してるんです。ね、市川さん、こんな感じだったよね?」


麻衣ちゃんはあの時と同じように胸を腕でガードしながら、


「は、はい。確かに……」


と言ってくれた。


実は俺がズイッと麻衣ちゃんに寄った時、一瞬だけど彼女の胸が俺の腹に触れたんだよね。

麻衣ちゃんって、意外に胸大きいんだなあ。


< 28 / 388 >

この作品をシェア

pagetop