天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
広告の撮影に立ち会い、社に戻った俺は、同僚達からジロジロ見られた。


そう言えば、社の玄関を入った時から、すれ違う何人かの人からも変な目で見られた気がする。


俺は体に何か付着でもしたのかなと思い、自分の体を見回したが、特にそんな様子もない。


やはり変な目で俺を見ている後輩の鈴木に、どういう事か聞いてみようとしたところで、


「中島、お茶に行こう?」


と武田から声を掛けられた。


「あ、ああ。しかしみんなが俺を……」


「説明するから、来いよ?」


「分かった」


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