天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
「麻衣ちゃんに何かあったんですか!?」


俺は須藤京子の言葉に、反射的に身を乗り出していた。


「ちょ、ちょっと、急に顔を近付けないでよ」


須藤京子はさっきまでの無表情とは打って変わり、恥ずかしそうに頬を染めた。


「すみません。で、麻衣ちゃんに何が……?」


「まだよ。これから危ないのよ。私の取り越し苦労でなければだけど」


「なんだか話がちっとも解かりませんが、麻衣ちゃんのためなら何でもします」


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