天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
俺はオフィスを定時きっかりに飛び出すと、須藤京子と待ち合わせた2階のコンコースへと急いだ。
広告部は今夜暑気払い、つまり飲み会だったが、もちろんそれはキャンセルだ。
トーコさんと武田にだけはその事を告げた。
急用が出来たからと説明すると、どんな用か二人とも知りたがったが、何も説明しなかった。
説明しようにも、俺自身知らないし。
今分かっているのは、麻衣ちゃんが危険な目に会うかもしれない、という事だけだ。
しかし俺にとっては、その事だけで飲み会をキャンセルするに十分な理由だ。
広告部は今夜暑気払い、つまり飲み会だったが、もちろんそれはキャンセルだ。
トーコさんと武田にだけはその事を告げた。
急用が出来たからと説明すると、どんな用か二人とも知りたがったが、何も説明しなかった。
説明しようにも、俺自身知らないし。
今分かっているのは、麻衣ちゃんが危険な目に会うかもしれない、という事だけだ。
しかし俺にとっては、その事だけで飲み会をキャンセルするに十分な理由だ。