天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
「そんな事ないと思います。仕事で疲れるんだから、通勤で楽が出来ればそれに越した事はないと思います。始発があるなんて、知らなかったなあ」
「じゃあ、麻衣ちゃんもそうしてみる?」
「え?」
麻衣ちゃんが、驚いた顔で俺を見た。
「だから、始発に乗ってみる?」
「あ、それは、はい。でも、中島さん、私の事、“麻衣ちゃん”って……。確かこの間も……」
「ああ、その事かあ。ダメかな、麻衣ちゃんって呼んだら」
「えっと……、ダメ、じゃないです」
「じゃあ、麻衣ちゃんもそうしてみる?」
「え?」
麻衣ちゃんが、驚いた顔で俺を見た。
「だから、始発に乗ってみる?」
「あ、それは、はい。でも、中島さん、私の事、“麻衣ちゃん”って……。確かこの間も……」
「ああ、その事かあ。ダメかな、麻衣ちゃんって呼んだら」
「えっと……、ダメ、じゃないです」