天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
第5章

‐上司との噂‐

そして月曜日の朝を迎えた。


休みが終わり、月曜が来るのをこんなにも楽しみにしてたなんて、今まで生きた中でたぶん今回が初めてだろう。


俺は気合いを入れて早起きし、朝シャンして入念に歯磨きや髭剃りなんかをして、いつもよりかなり早い時刻に家を出た。

麻衣ちゃんを、待たせたくないから。


改札の前で麻衣ちゃんを待ちながら、通り過ぎる人々を見ると、眠そうな人や体がだるそうな人、機嫌の悪そうな人が多い気がする。


所謂“ブルーマンデー”だな。
いい天気なのになあ。


俺の気分はその日の天気と同じく、雲ひとつない快晴だった。


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