Lonely girL / プラトニック・キス
「あ・・・ありがとう。


でも、なんで?」


「あ~~。俺定時制なんだ。

んで、昨日授業ん時あそこで見つけたわけ。
名前とクラス書いてあったから」


「置いといてくれればよかったのに・・・。」

そう言って下を向いた真由に対して
男は言った。

「そうだな~。なんでかな~。

暇だったし。」

照れくさそうに笑った顔を見て、
真由は思わず

「あたし、杉田真由!」

「あ・・・知ってるか。」
真由は手に持っているノートの名前を見た。

「俺、堀川雄。ユウって呼んでよ。」

堀川雄
20歳
定時制3年生
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