Lonely girL / プラトニック・キス
「あ!!来たんじゃない?」

5時半をもう15分もまわって、
玄関には全日制の生徒は真由とマイ以外見当たらなかった。

「どした?
こんなとこで。

怒られるん違う?」

まだ残っている真由とマイを見て
雄が近づきながらそう言った。

「ん~~ん。どうだろ?
見つかればね…。

あ、友達のマイ。かわいいでしょ!」

真由は雄にマイを紹介した。

「お~~。この前真由ちゃんと一緒に弁当食ってたよね。」

「うん。てか、これ!!」

マイはそう言うと真由の持っているフライヤーを指差した。

「雄君このイベント回すの?」

真由がそう聞いた。

「そう。だから真由ちゃん来てって意味♪」

「そうなんだ~。
あのね、このイベント、マイの友達がやるんだって。」

「あたしの友達の彼氏がやるんだよ。
もしかして知り合い?」

「そうなんだ。
誰?その友達の彼氏って…。」

会話が弾んでいた。
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