Lonely girL / プラトニック・キス
「真~~~由!!」

いきなり後ろから腕をつかまれた。

暗い中
フロアのブラックライトと
点在するテーブルにあるキャンドルだけの
薄明かりで雄の顔が映った。

「あ~~!
雄君!!びっくりしたよ。誰かと思った。」

真由は大声で言った。

「今来たの??」
雄も大声で、そして真由の耳に顔を近づけて言ってきた。

顔がちかいよ~~~!

「うん。今から酒買うの!」

「お前、未成年だべ。」

そう言って笑って、雄は真由の隣にいるマイのことも指差した。

そして二人をドリンクカウンターへと
引っ張っていった。
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