Lonely girL / プラトニック・キス
「約束だかんな。

二人とも、何が良い?お兄さんに言ってみな。」

『おごってよ~。』
という約束を雄は覚えていた。

あ、覚えてたんだ…。
てか、いきなり真由って呼ばれてるし…。

うざいって思うはずなのに…
雄君にはそう思わないな…。

フロアから流れてくる音楽の音は大きいものの、
フロアに比べたらだいぶ音量が下がっていて
会話がしやすかった。

「あたしジーマ!!」
「じゃ、あたしマリブパイン」

マイと真由は好きなものをドリンクカウンターにいる
男に注文した。

雄がお金を払って二人にドリンクを渡した。
「サンキュ~~!!あたしヒカリんとこ行ってくる」
マイが真由を置いてフロアに向かった。
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