Lonely girL / プラトニック・キス
「ごめんな。ちょっと絡まれた。」
ハハハと笑いながら雄は真由の隣に座りなおした。

「雄君今の子と付き合ってるの?」
聞いちゃった~~~!!

「俺?あいつ?
付き合ってね~よ!!なんで?」

「いや…なんんとなく?」

「そっか。

って、だいじょぶか?酒。」

「え?顔赤い?
ちょっと慣れてないから…。
でも甘いし♪」

「お前それさっきも言ってたべ。」

ポンっと雄は真由の頭をたたいた。

ドキン!!!

「髪の毛上げるのも似合うのな!」

雄はそう言うと席を立った。

ドキンドキンドキン

もう心臓が爆発しそう…。

「まじで無理して飲むなよ!

俺、この後回すから、
聞いててね~~♪」

心配な顔をした後にすぐに
いつものおちゃらけた笑顔になった。

真由はいつまでも
マリブパインの入った紙コップを握って
フロアに消えた雄の姿を追っていた。
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