Lonely girL / プラトニック・キス
真由の言葉にマイはがっくりと大げさに首を下げた。
しかし下を向いた顔はすぐさま真由に向きなおされた。

「断られるかもしんないけどさ…
どっちみちこのままじゃなんも進まないよ?」

真剣な顔のマイに真由は若干たじろいだが…
「うん…そうなんだ…よね…。」

「でしょ?
だって、真由、雄君のこと好きなんでしょ?
このままなんもなくて終わっちゃうのか、
それとも勇気ふりしぼって頑張ってみるか…
どっちかじゃない?」

マイは真由の手を両手で強く握りながらブンブン振った。

痛てててて
と顔をしかめながら真由はマイに答えた。
「うん…。そだね…。

どうせだめなら…きちんと頑張ったほうがいいよね。」

マイは大きく頷いた。
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