Lonely girL / プラトニック・キス
渋谷
「え?渋谷?無理無理!
だって、若すぎるじゃん。
絶対無理なんだけど!
う~~ん。
じゃあ、銀座。
うん。わかった~~。後でね♪」
パタン…真由の姉真美が携帯を閉じた。
「ん?真由?なに?」
「あ、マスカラ貸してくんない?」
「そこのポーチにあるでしょ。」
がさがさと指差されたポーチを探りながら真由は聞いた。
「ねえ、お姉ちゃん。
渋谷って嫌い?前はよく行ってたじゃん。」
「あ~ね。
もうね、ハタチにもなると、渋谷の若いノリにはなかなかついてけないんだよ。
てか、服装とかも変わってくるし。」
雑誌をぺらぺらとめくりながら真美は言った。
「そういうもんか~。」
「別に嫌いってわけじゃないけど、パルコとかは好きだしね。」
「ふーん。
マスカラ。借りてくね。」
「真由~~、デート?」
にやつきながら真美が言った。
真由は人差し指を立てて口にあてるしぐさをして、
「ママとパパには内緒にしてね。」
と小声で言い真美の部屋を出た。
だって、若すぎるじゃん。
絶対無理なんだけど!
う~~ん。
じゃあ、銀座。
うん。わかった~~。後でね♪」
パタン…真由の姉真美が携帯を閉じた。
「ん?真由?なに?」
「あ、マスカラ貸してくんない?」
「そこのポーチにあるでしょ。」
がさがさと指差されたポーチを探りながら真由は聞いた。
「ねえ、お姉ちゃん。
渋谷って嫌い?前はよく行ってたじゃん。」
「あ~ね。
もうね、ハタチにもなると、渋谷の若いノリにはなかなかついてけないんだよ。
てか、服装とかも変わってくるし。」
雑誌をぺらぺらとめくりながら真美は言った。
「そういうもんか~。」
「別に嫌いってわけじゃないけど、パルコとかは好きだしね。」
「ふーん。
マスカラ。借りてくね。」
「真由~~、デート?」
にやつきながら真美が言った。
真由は人差し指を立てて口にあてるしぐさをして、
「ママとパパには内緒にしてね。」
と小声で言い真美の部屋を出た。