Lonely girL / プラトニック・キス
真美に借りたランコムのマスカラを何度も重ね付けして真由は化粧を終えた。

化粧濃すぎない?
だいじょうぶ?

気合入りまくってるのがばればれだとドン引きされるよね!?

「お姉ちゃん。大丈夫?おかしくない?」

真由は隣の部屋の真美に自分の顔と格好を確認してもらった。

「大丈夫だよ~。
それ買ったんだ。ニットブーツ♪」

「うん!」

「真由、がっついちゃ駄目だよ!高く見せなきゃだめだよ!」

「そんなんじゃないって~。」

「ま、頑張れ~。」

「うん♪」

最後の身支度を整えて真由は待ち合わせ場所の渋谷に向かった。
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